ソフトウェアアーキテクチャの基礎輪読会 24章
日付:2023/12/6
章:24
調査者:iNoma.icon
章のまとめ
どんな内容が書かれているか?
アーキテクトに求められる、知識の幅をいかに維持するか
学習時間の確保に「20分ルール」を採用しよう
最新の技術を整理して「パーソナルレーダー」にまとめよう
「弱いつながり」の人間関係が新しい仕事に繋がる
20分ルール
が、実際にキャッチアップのための時間をとれている人は多くない
キャッチアップの例
webの記事を読む
スライドを見る
ポッドキャストを聴く
iNoma.icon案外インターネットベースだな、と思った 書籍が出てからでは遅い?
そこで、「一日の最初の20分を学習に充てる」ことを提案
新しい技術や、掘り下げたい特定のトピックのためだけの20分
コーヒーや紅茶を飲んだら、メールチェックの前に学習
メールに気をとられ、返信に時間を使いだす前にするのが重要
パーソナルレーダーの開発
キャッチアップ候補となる技術群を客観的に配置する図
何を解決するか?
「テクノロジーバブル」の教訓
特定の技術に注目を集めるために作られた情報拡散
特にベンダーによるもの
正直な評価にアクセスしづらい
起源
ThoughtWorksテクノロジーレーダー
iNoma.icon神サイトだ ちゃんとアップデートされてる感ある
キャッチアップ対象となる技術群が配置される図
パーツ、リングの2軸の平面
パーツ(カテゴリ)
Tool
ソフトウェア開発分野のツール。IDEなど
例
Language&Framework
プログラミング言語、フレームワーク。通常はオープンソースのものを指す
例
Platforms
データベース、クラウドベンダー、OSなど
例
Techniques
手法。ソフトウェア開発プロセス、エンジニアリングプラクティスなど
例
リング
Hold(取り扱い注意)
話題になっているがまだ実証されていない技術
Assess(評価)
調査する価値がある。
アーキテクトが調査にある程度の労力を払うべきである。
Trial(試用)
取り組む価値のある技術
リスクの低いプロジェクトを試験的に実施していく
Adopt(採用)
業界が採用すべきだと(ThoughtWorksが)感じている技術
レーダーを個人的につくる(パーソナルレーダー)
象限の意味づけを少しアレンジするとよい
Hold(取り扱い注意)
避けるべき技術、テクニックだけでなく、変えようとしている習慣まで含める
Assess(評価)
いい評判は聞いているモノのまだ自分で評価する時間がない有望な技術
Trial(試用)
より大きなコードベースの中で実験を行うといった、活発な研究を行う対象
Adopt(採用)
特定の問題を解決するためのベストプラクティス
技術ポートフォリオについて、放任主義的な態度を取るのは危険
レーダーを使うことで、技術に対する考えを明示し、判断基準のバランスをとるのに役立てられる
技術ポートフォリオは金融ポートフォリオと同様に扱うべき
「リスクの分散」
アーキテクトに技術的な幅が必要とされる要因の一つ
Thought WorksのOSSビジュアライゼーションビット
「Build Your Own Radar」
自分でレーダーを作成することができる
csvまたはGoogle Spreadsheet,Jsonで入力
ソーシャルメディアの利用
人間関係には3つのカテゴリがある
強いつながり
定期的に連絡を取っている人
「先週のどれかの日、昼ごはんに何を食べたか」を教えてくれる程度の関係
弱いつながり
カジュアルな知人、年に数回しか会わない人
ソーシャルメディアの登場によって、この繋がりにアクセスしやすくなった
潜在的な繋がり
まだ会っていない人
McAfee「次の仕事は強いつながりよりも弱いつながりから来る可能性が高い」
SNSを専門的に利用し、技術的な幅を広げよう
アドバイスを貰えるような尊敬できる技術者を見つけ、フォローしよう
応用
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質疑応答